TwinMallPlaza KITAKAMI

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今の街にマッチした新たな転換を求めて

vol.1

今の街にマッチした新たな転換を求めて

北上都心開発株式会社 / 株式会社いわて北上リテールマネジメント 代表取締役社長 八重樫守民 ごあいさつ

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 日頃、さくら野北上店を御愛顧いただき誠にありがとうございます。株式会社いわて北上リテールマネジメントによる運営の開始に当たり、一言ご挨拶申し上げます。
 令和2年に始まったコロナ禍は、広く国内の社会経済活動に大きな影響をもたらしました。近年、市場が縮小を続ける全国の百貨店は、コロナ禍による消費低迷が重なり、更に厳しい状況に直面しました。そのような中でさくら野北上店は、令和5年8月14日に株式会社さくら野百貨店から新設分割され、8月31日には株式を所有する株式会社さくら野百貨店から、ツインモールプラザを管理運営する、北上都心開発株式会社へ株式譲渡されたことにより、北上都心開発株式会社の完全子会社として新たな一歩を踏み出しました。

 さくら野北上店は、岩手県南に唯一の百貨店として、これまで北上市民をはじめ多くの広域の皆様方に育まれてきました。お客様が必要とする商品を提供し、お客様が店内で安心して楽しく過ごすことのできる空間を提供することを第一に、地域に貢献する個性的で魅力ある百貨店を実現してまいります。そのためには、時代の変化に対応した店舗構成の実現と、筋肉質な体質改善に取り組む必要があり、本格的には令和6年度以降、様々な展開を図ってまいります。現在では、コロナ禍の収束とともに緩やかに消費も回復しており、明るい兆しも見えております。今後、「T M(ツインモール)さくら野」として、これまで以上に皆様方に愛されるサービスを提供してまいる所存ですので、引き続き御愛顧下さいます様よろしくお願い申し上げます。

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  • 9月1日、北上市街地中心にて街の賑わいを先導する『さくら野百貨店北上』が『TM(ツインモール)さくら野』として新しいスタートをきりました。 上記挨拶で述べられたように、全国的に百貨店の市場が縮小をするなかでも、工業や商業・農業など様々な分野がバランスよく突出する北上市にあるさくら野百貨店およびツインモールプラザにおいては、地元企業経営でこその利があると八重樫社長はこの先に大きな期待と使命を示されています。

  • 2000年、北上市街地開発で誕生したツインモールプラザは、北上市郊外への工場誘致などとのバランスをはかるためにとても大事な発展計画のひとつでありました。新たな大規模工場が北上市に立地し始めた今、その役割は大きく加速していると言っても過言ではなく、ツインモールプラザだけに留まらず、北上駅から中心市街地へかけての連動した発展が求められています。北上市に集まる人が、集える場所や集えるコトを提供出来る市街地になる。ツインモールプラザはその先陣を切って23年の月日を歩んできました。2021年にはツインモールプラザ西館に保健・子育て支援複合施設hoKkoが誕生し、ツインモールプラザの活用の可能性と幅も大きくアップしました。モノ消費からコト消費に変わってきた現代において、そして多様性のなかを生きていく次世代の生活において、市街地にある施設が多様な活用用途を持つことは、とても大きな有意義性を発揮するものとなります。

この街の変化と共に、多くの方々の協力と尽力で誕生したツインモールプラザ。立ち上げ努力ももちろんですが、長く続け維持することの努力もまたそれ以上に多くあったと八重樫社長は語ります。また新たな一歩へ舵を切ったツインモールプラザが、この北上市全域にとってとても大切な役割を果たしていることへの強い想いに共感しつつ、TMさくら野としての新スタートに大きな期待とワクワクが膨らみます。新たなさくら野、新たなツインモールプラザにご期待ください!