TwinMallPlaza KITAKAMI

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20年以上変わらないこと、変えていくこと

vol.2

20年以上変わらないこと、変えていくこと

さくら野百貨店北上の前身北上ビブレがオープンした2000年から、ずっとここでお仕事をされている菅原さん。北上市江釣子出身で専修大学北上高等学校を卒業し、石巻専修大学へ。当時石巻にあったビブレでアルバイトを始めたのがきっかけで、大学卒業を期に北上へ帰郷し、当時ちょうど北上にオープンした北上ビブレに就職したとのこと。現在TMさくら野の店長として販売促進や催事企画などに関してお仕事をされています。20年以上前からこのさくら野(前身北上ビブレ含む)でお仕事をされてきた中で、当時から変わらないこと、そして変えていきたいことなどをお聞きしました。

  • 販売促進のための業務、デスクワークと館内の店舗サポートが日々のメインルーティンの菅原さん。その他、さくら野でとても人気の物産展の企画運営も手がけられています。年7回の物産展、中でも人気の北海道展は出店者のセレクトや交渉も全て菅原さんが先頭をきって行っているとのこと。ちなみに魅力がいっぱいの物産展の中で菅原さんの一番の大好物は、2月の全国逸品グルメ会で出店されている『まるや』さんの喜多方ラーメンが、毎日でも食べれる美味しさで最高なんだそう。

  • 菅原さんはお客様からすると普段会うことはない裏方のお仕事をされています。しかし店舗売り場には毎日足を運んで、各店舗のスタッフさんとコミュニケーションを取ります。『お客様に9の満足をご提供できてもたった1が不満足であったらそれは満足にはならいから、そのたった1をなるべく出さない、出てもすぐに対処できるように、店舗スタッフさんとは常にコミュニケーションをとって気兼ねなくなんでも話してもらえるように心がけている』と菅原さん。

  • どの店舗のスタッフさんも、まさに言葉の通り気兼ねなく菅原さんとお話をされていました。就職した当時はお惣菜担当だったという菅原さん。自社でお惣菜を作るのはもちろん、地域のレストランさんにお惣菜を出品してもらったり、当時から館内だけにとどまらないアイデアや連携を生み出すことにもアンテナをはっていたとのこと。人と人とのコミュニケーションを大事にしている菅原さんだからこそ生まれる、事業者さん、販売スタッフさんとの連携なんだと感じます。

  • ツインモール西館・東館を繋ぐりぼん橋には市内園児の絵の展示がされていました。『こういったものも、もっともっと発信したいんだよねー』さくら野の販売促進等が担当の菅原さんですが、商品を販売する以外のこういった催しも、もっともっと繋がりや発信を積極的にしたいと話します。地域があっての店舗・ツインモールであり、店舗・ツインモールがあるからこそのこの地域、になることが大切だと考えているのが伝わってきます。

  • この日、さくら野正面玄関にはカマキリが2匹。『お客様です』と、もちろん冗談半分ですがそのままそっとしてあげている菅原さん。菅原さんのお仕事は、催事を企画することや店舗のサポートがメインですが、そもそもの根本は“お客様が喜んでくれる場を作ること”というところにあります。それは決してさくら野百貨店だけでつくるものではなく、館内、館外、地域エリアを含めた取り組みも含め全て一緒に取り組んでいきたいと話します。

菅原さんがこのさくら野に就職された頃から変わらずに考えている、様々な方との連携やコミュニケーション。それは20年以上経ってもまったく変わらない想いであり、取り組み続けていること。そしてこの20数年で変わってきた街並みの中においても、自分たちが提供できる最善のサービスやお客様への思いやりの向上心は変わりません。時代とともに起こる様々な変化の中で、よりいっそうに想いの発信や情報の連携などを強めたツインモールになりたいと、この先の街の姿を想像する菅原さん。今よりももっともっと、楽しい北上市街地の未来の姿に期待が膨らみます。